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執筆者の写真AYAME staff

外反母趾でもおしゃれを楽しみたい女子必見!パンプス選びの法則

足の親指の付け根の骨が変形して外側に突き出し、親指がくの字に曲がって人差し指の方に向く外反母趾。靴を履くと痛くて辛いですよね。特にパンプスは足が前に滑りがちで、本当はパンプスを履きたいけど、足が痛くて履いていられない!!という方も少なくないのではないでしょうか。


今回は外反母趾でお悩みの方に、外反母趾の原因や、痛くない靴選びを紹介します。


もうおしゃれなパンプスを履けない!!なんて悩まなくて大丈夫です。

自分にあった靴を選び、おしゃれを楽しみましょう!

 
 

■外反母趾とは

外反母趾とは、足の親指が人差し指の方向に「くの字」に曲がってしまった状態のこと。親指の付け根が靴にあたったり、親指が人差し指と重なって圧迫による痛みが生じ、悪化すると歩くことすらままならなくなり手術をすることもあります。



■外反母趾の原因

①歩き方の癖

足を上げずにペタペタと歩いていたり、姿勢をよくしようと胸をそり過ぎて体の重心がかかとにある歩き方をしている方は要注意です。


かかとから着地するのではなく、つま先や足全体を地面につけるような歩き方(ペタペタ歩き)やかかと重心の歩き方をしていると、足裏の筋肉や指を使わず、筋力の低下や足の指の柔軟性の低下につながるので、外反母趾になるリスクを高めてしまいます。



②足指・足裏の筋力低下

歩き方の癖でもお伝えしましたが、外反母趾の原因の1つに足指・足裏の筋力低下があげられます。

歩き方でも筋力は低下しますし、現代人は運動不足などによって足の親指を横に広げるための筋肉が徐々に弱まり、足の横のアーチが崩れることが多くなりました。足のアーチが崩れることで、腱(けん)が足指を引っ張る方向が変わるため、親指が曲がって変形する外反母趾となります。


③合わない靴を履いている

外反母趾になる大きな原因は合わない靴を履いていることだと言われています。

特に女性はパンプスやハイヒールを履くことで靴の中で足が滑りつま先を圧迫してしまったり、合わない靴で体のバランスを取ろうと歩く姿勢が悪くなったりと、外反母趾が増えているようです。


■外反母趾改善の3つのポイント


①歩き方の改善

正しい歩き方は、かかと→土踏まず→つま先の順で接地し、足裏全体をくまなく使って歩くことです。


最初のポイントはかかとで着地すること。かかとから着地することで自然と背筋も伸びます。歩くときは手を振りながら少し大股で歩くのがいいでしょう。

2つ目のポイントは足裏全体を地面につけること。体重を充分に支えられるよう準備します。

3つ目のポイントは、足指を使って地面を踏み込みつま先で支えること。つま先で地面をけり上げるときの重心は親指です。


②足裏の筋力アップ

歩き方の改善でお伝えした歩き方をするだけでも筋肉は鍛えられるのですが、加齢とともに筋力はどんどん衰えるので、足裏の筋力アップ方法もお伝えします。


<足指グーパー体操>

足裏周りの筋肉に効く体操です。椅子に座り、足の指をギュッと握って、パッと開くだけ。オフィスのデスク下でもできますのでぜひトライしてみてください。




<タオルギャザー>

その名の通り、足裏でタオルを寄せ集める運動です。床にタオルを敷きその上に足をのせ、自分の方にたぐり寄せるよう足指を動かします。

この時ポイントなのは指先の曲げ伸ばしだけでなく、土踏まずの辺りまでぎゅっと引きあげること。やっているうちに足がポカポカ暖かくなってきます。


<つま先立ち>



足を腰幅に広げます。椅子や壁などにつかまりつま先で立ちます。限界までつま先を上げたらゆっくり下ろします。これを10回ほどおこないます。ふくろはぎを鍛えるカーフレイズと呼ばれる運動ですが、足の裏を意


識することで刺激することができます。


③足に合うパンプス選び


外反母趾で重要なのは足に合った靴を選ぶこと。パンプスだと足が痛いからとついつい横幅を重視しがちですが、横幅だけに目がいってしまうとつま先が窮屈だったり、少し大き目な靴を選んでしまったりと足に合っているとは言えない靴を選んでしまうことがあります。


パンプスを選ぶ際には


「ヒールカウンターの硬い靴」

「かかとにフィットしているか」

「サイズ」

「つま先に余裕があるか」


上記の4つのポイントを確認してみてください。


<ヒールカウンターの硬い靴>

かかとの素材が柔らかすぎると脱げやすく、靴擦れや前滑りの原因になります。

かかとを支える芯(ヒールカウンター)は靴ひもと同じように足を固定する役割があります。できるだけ靴の中央辺りまで硬いものを選びましょう。


<かかとにフィットしているか>

試し履きをする際はかかとをトントンとして靴を合わせましょう。靴を履いたら店内を歩き回ったりつま先立ちをしてみたりして、かかとが靴にしっかりフィットしているのか確認します。

少しでも緩い、違和感があると思ったらそれは靴擦れの原因となってしまいます。

フィットの目安としては小指を1本入れてみるのがわかりやすいと思います。

小指の太さはだいたい5mm程度なので小指が入ってしまうほどの隙間があったら下のサイズをお勧めします。

また、パンプスの場合はくるぶしの高さとも合っているか足首を回してみて確認してみましょう。


<サイズ> 外反母趾でお悩みの方は足の長さ(サイズ)だけではなく、足の幅(ワイズ) も気にされている方が多いかと思いますが、外反母趾の場合はワイズもきちんと確認することが大事です。

ワイズとは足の親指と小指、それぞれの付け根にある骨の出っ張り部分を、グルッと一周して測った寸法のことです。アルファベットの「D」を基準に、A~Fで表記されます。



つま先に余裕があるか>

靴の中で足の指が自由に動くゆとりができるよう1cm程余裕があるものを選びましょう。パンプスの場合は足が靴の中で滑りやすいため、歩き始めると0.5cm程足は前に進みます。その時につま先が靴に当たらないか確認してください。



■自分に合う靴を作るのが一番いい?!

外反母趾でお悩みの方にパンプスの選び方をお伝えしてきましたが、今まではきれいなデザインのパンプスを履きたいと思いながらも足が痛くなるのは怖いからとついつい無難なものを選ぶということも少なくなったはずです。

これからはお伝えしたチェックポイントを確認しながらお気に入りの一足を見つけていただきたいと思います!


でもチェックポイントも多いため本当に自分に合う靴が見つかるのかな?と思われたら、ぜひオーダーメイドで靴を作ることも検討してみてください。


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