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プロが教える「足が痛くない」「靴擦れしない」パンプスの選び方

試し履きをしたときはちょうどいいと思ったのに、やっぱり足が痛くなったり、靴擦れしたりした経験はありませんか?せっかくデザインが気にいって買ったのに足にトラブルがあると履くのが辛いですよね。


実は人間の足の骨は約200、そのうち1/4の骨が足にあります。足は歩くという人間らしい行為を行うために、体重を分散させ筋肉のバネを補う、身体の重要な部分の一つです。だからこそ靴選びはとても重要なのですが、それぞれの顔や指紋が違うように、足の形も異なるのが当たり前。今回は自分にあった靴選びのポイントを紹介します。



 

■そもそもなぜ靴擦れするの?

「足が痛くない」「靴擦れしない」パンプスの選び方

 ①ヒールカウンターが硬いものを選ぶ

 ②かかとのフィット感を確認する

 ③足のサイズ(長さ)だけで選ばない

 ④つま先の形を把握する

 ⑤パンプス選びの最終チェック!

■自分の足に合う靴を見つけるの難しい!?新しい靴の選び方

 

■そもそもなぜ靴擦れするの?

靴擦れが起きるのは「靴の中で足が動いているから」

つまり足のサイズより大きい、もしくは小さい靴を履いていることが原因です。


足に合わない靴を履いていると、歩くたびに靴と皮膚がこすれて摩擦で熱を持つとともに皮と肉が分離します。熱をもった皮膚は体を冷やそうとしてこすれたところにリンパ液が溜まるのです。これが靴擦れのメカニズムです。


その状態を我慢して履き続けると、水ぶくれが破れてさらに痛くなってしまいます。



「足が痛くない」「靴擦れしない」パンプスの選び方

①ヒールカウンターが硬いものを選ぶ

かかとの素材が柔らかすぎると脱げやすく、靴擦れや前滑りの原因になります。

かかとを支える芯(ヒールカウンター)はかかとをホールドして歩行を安定させる役割があります。できるだけ靴の中央付近まで硬いものを選びましょう。


かかとのフィット感を確認する

まずは店内を歩き回ったりつま先立ちをしてみたりして、かかとが靴にしっかりフィットしているのか確認します。

少しでも緩い、違和感があると思ったらそれは靴擦れの原因となってしまいます。

フィットの目安としては小指を1本入れてみるのがわかりやすいと思います。

小指の太さはだいたい5mm程度なのでかかとに小指が入ってしまうほどの隙間があったら下のサイズをお勧めします。

また、パンプスの場合はくるぶしの高さとも合っているか足首を回してみて確認してみましょう。


③足のサイズ(長さ)だけで選ばない

多くの方が23cm、23.5cmなど足の長さだけで靴を選んでいます。

でも実は足の長さが人それぞれ異なるように、足の幅(ワイズ)も異なります。

ワイズとは足の親指と小指、それぞれの付け根にある骨の出っ張り部分を、グルッと一周して測った寸法のことです。アルファベットの「D」を基準に、A~Fで表記されます。

痛いと感じるパンプスの主な原因はこの足の幅が合っていないことにもありますので足と靴の幅が合っているかも確認するようにしてください。


④つま先の形を把握する

足の形は指の長さによって大きく3つのタイプにわかれます。つま先の形によって相性のいいデザインがあるのでご自分の足がどのタイプかぜひチェックしてみてください。