毎日のお出かけや通勤時に、お気に入りのパンプスを履いているという女性は多いでしょう。
女性の足元を華やかに彩ってくれるパンプスですが、毎日履き続けると泥や砂、汗や角質が付着して、次第に汚れやにおいが気になるようになってしまいます。
パンプスを長く快適に使用し続けるためには、定期的に洗ってお手入れすることが大切です。
今回は、パンプスの洗い方と日常のお手入れ方法について紹介します。
パンプスは洗ってお手入れしよう
そもそも、パンプスを洗う必要があるのか疑問に思っている人も多いでしょう。
パンプスには砂などの汚れだけではなく、私たちの足から出る汗や角質が付着するため、定期的なお手入れが欠かせません。
なぜなら、私たちの皮膚には「常在菌」と呼ばれるバクテリアが住み着いており、体から出た汚れをエサに増殖してしまうためです。
常在菌自体は無臭のものですが、汚れを分解したときに発生する物質がにおいの元となり、発酵臭や硫黄臭、腐臭などを発してしまう恐れがあります。
また、雑菌が繁殖することでカビが発生してしまう可能性も考えられます。
したがってパンプスを使い続けるためには、定期的に洗って汚れや常在菌、においなどを洗い流す必要があるのです。
パンプスの洗い方を素材別に紹介
ここからは、パンプスの洗い方を素材別に紹介します。
お持ちのパンプスに合った洗い方で、しっかりとお手入れをしていきましょう。
革製・スエードパンプスの洗い方
革製品は水洗いできないイメージがあるかもしれませんが、実は革やスエードのパンプスは水洗いができます。
しかし、革に含まれる成分や油分はアルカリや水に弱いため、市販の洗剤で洗うと色落ちや収縮、硬化などが起きてしまうため注意しましょう。
革製・スエードのパンプスは、革専用の洗剤を使用して洗うことをおすすめします。
※革の種類によって洗剤も使えない場合があるため、目立たないところで試してから全体に使用することをおすすめします。
【洗い方】
• 柔らかい布で表面の汚れや油分を優しく拭き取る
• バケツにぬるま湯を入れ、パンプスをまんべんなく浸す
• スポンジに革専用の洗剤をつけ、パンプスを包むように優しく洗う
• 汚れが気になる部分は歯ブラシで優しくこする
• スポンジや柔らかい布で洗剤と水分を拭き取る
• 風通しのいい日陰でよく乾かす
革専用の洗剤はすすぎ不要の商品が多いため、そういった洗剤であれば、泡を拭き取ったらそのまま乾かして問題ありません。
乾燥後に革の手触りが悪くなっているときは、クリームを塗ると柔らかくなります。
必要に応じてブラッシングをしておくと、よりきれいに仕上がるでしょう。
合皮・布製パンプスの洗い方
合皮や布製のパンプスの場合は、おしゃれ着用の中性洗剤が使用できます。
においが気になるときは、消臭効果のある重曹を洗剤に混ぜて洗ってもいいでしょう。
【洗い方】
• ブラシで泥やホコリを取り除く
• バケツにぬるま湯を入れ、「洗剤:重曹=1:1」を溶かす
• 洗浄液にパンプスをまんべんなく浸す
• よく泡立てたスポンジや歯ブラシで軽くこする
• お湯を交換して、ぬめりがなくなるまで繰り返しすすぐ
• タオルで水分を取り、風通しの良い日陰で干す
早く乾かしたいときは、パンプスの内側に新聞紙を詰めておくことをおすすめします。
何回か交換しながら、2~3日しっかりと乾燥させましょう。
エナメルパンプスの洗い方
革にコーティングを施したエナメルやヌメ革などのパンプスは、水洗いを控えてください。
とくに、光沢感があるエナメルは防水効果があるように思われますが、素材とコーティングの間に水が入りやすいため、水に弱い性質を持っています。
エナメルパンプスは、水洗いする代わりに専用のエナメルクリーナーを使ったお手入れがおすすめです。
内側のにおいや汚れが気になるときは固く絞った布で拭き取り、消臭効果のあるスプレーをかけて日陰干しをしましょう。
洗い方意外にも意識しよう!パンプスを長持ちさせるポイント
パンプスを長持ちさせるためには、洗い方以外にも気をつけておきたいポイントがあります。
日常で簡単に取り入れられることばかりなので、ぜひ今日から意識してみてください。
履いたあとは日陰干しして2日休ませる
パンプスを履いたあとは、風通しのいい場所で日陰干しをしてから下駄箱にしまいましょう。
風に当てることで付着してしまった汗や湿気が取り除かれて、においやカビの発生を防げます。
また、毎日同じパンプスを履き続けると汗が乾く前に使用することになってしまい、内部に湿気がとどまりやすくなります。
何足かパンプスを用意しておき、「1日使用したら2日乾かす」とローテーションしながら履くようにしましょう。
ブラッシングする
パンプスは1日履くだけでも汚れてしまうものです。
靴の表面はもちろんのこと、縫い目や隙間などにホコリや砂が入り込みやすいため、使用したあとはブラッシングをしてお手入れすることをおすすめします。
とくに革製のパンプスの場合は、ホコリが革の油分を逃してしまいます。
革の質感をキープするためには、毎日のブラッシングが非常に重要なのです。
メンテナンスがしやすいパンプスはコレ
パンプスを長く快適に使うためには、ブラッシングをしたり洗ったりするメンテナンスが欠かせません。
しかし、パンプスの素材によっては洗い方に注意が必要なケースもあるため、メンテナンスが手間に感じている人も多いのではないでしょうか。
一人ひとりの足にあったオーダーメイドのパンプスをメンテナンス付き月額6,600円で提供しているAYAMEでは、面倒なパンプスのお手入れをサポートしております。
摩耗やにおいなどによる中敷交換を無制限で承っているため、においが気になったときはすぐに清潔な中敷きに交換できます。
また、革表面のキズ補修や底の全面張り替え、ヒールのリフト交換や革の伸びによる調整などもプランに含まれています。
1年使用したパンプスはお客様のものになりますが、2年目以降も月額1,650円のメンテパックで、中敷きの無制限交換や革表面のキズ修理などが可能です。
高品質なパンプスを購入したくても、汚れやにおい、摩耗ですぐに使えなくなってしまうことを恐れて、なかなか一歩を踏み出せないお客様は多いです。
AYAMEでは、そのような客様でも高品質なパンプスを長く使い続けていただくためのサポート体制が整っています。
安心してあなただけのオーダーメイドパンプスに挑戦してみてくださいね。
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