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パンプスの素材は5種類!特徴と季節ごとのおすすめを紹介


女性の足元を華やかに演出してくれるパンプス。

店頭やECショップではあまりにも多くの商品が販売されているので、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。


パンプスを選ぶときは、デザインや色はもちろんのこと、使用されている素材にもこだわることが大切です。

同じデザインのパンプスでも、素材が変わるだけでコーディネートの雰囲気がガラッと変わるためです。


今回は、パンプスの素材ごとの特徴について紹介します。

季節ごとのおすすめ素材についても紹介するので、足元のおしゃれに役立ててみてくださいね。



パンプスの基本の素材は2種類



一般的に市販されているパンプスの素材は、大きく分けると2つに分類できます。

よりご自身やコーディネートに合った一足を購入するためにも、基本の素材について知っておきましょう。



本皮

本皮は、牛や馬、ヘビやワニなどの動物からとれた革のことを指します。

本皮製のパンプスは本物の動物の革を使っているため、動物によって革の厚みや光沢、しなやかさや通気性などが異なります。

また、動物から素材を採取する必要があるため、値段が高めに設定されているケースが多いです。


本皮素材の最大の特徴は、とにかく長持ちする点です。

本皮を使っているパンプスは、お手入れ次第では2~6年、長ければ10年近く使用できるケースもあると言われています。


通気性がいいので、ムレや暑さに強い点も大きなメリットです。

はじめは硬いですが、使い続けるほどに革が変形してくため、足にフィットして靴擦れしにくくなっていきます。


本皮ならではの高級感や重厚感があることはもちろん、使うごとに味が出てくるので、愛着を持って使い続けられるパンプスの素材です。

「長く使えるパンプスが欲しい」「ビジネスシーンやここぞというときに使えるパンプスが欲しい」というときは、本皮素材のものがおすすめです。



合皮

合皮とは、布地に合成樹脂を塗布し、天然の皮革のように加工した素材のことです。

ポリ塩化ビニールやポリウレタン樹脂などが合成樹脂として使用されることが多く、ビニールやプラスチック素材のような質感に仕上げられています。

合皮であっても型押しなどで革の質感を与えて、本革のような見た目に仕上げられている商品もあります。


水をはじくため汚れにくいですが、塗布剤が次第に劣化していくため、1~3年程度で使えなくなってしまうことが多いです。

本皮はメンテナンスしながら「長く使えるパンプス」であるのに対して、合皮は「消耗品のパンプス」であると考えておくといいでしょう。


合皮は耐久性が低いですが、値段が安くて購入しやすい商品が多い点が特徴です。

そのため、何足も購入していろいろなパンプスを楽しみたいという人には非常におすすめの素材です。



加工・仕上げによってもパンプスの素材は分類できる

基本的にパンプスは、「本皮」もしくは「合皮」で作られていますが、素材表面の加工や仕上げの方法によってさらに細かく分類できます。

ここでは、本皮や合皮を加工して作られる代表的な素材について3つ紹介します。



スムース

スムースとは、革本来のなめらかさを生かしたパンプスの素材のことです。

スエードのような毛羽立ち、シュリンク革のような凹凸や型押しがない、ツルッとした仕上がりの革を指します。

動物の種類は関係なく、アイロンや塗料、コーティングなどでなめらかに仕上げた革全般のことをスムースと呼びます。


マットな質感のものが多く、上品なツヤ感が特徴です。

主張しすぎないため、どのようなシーンでも活躍してくれる万能なパンプスの素材です。



スエード

スエードとは、なめした革の裏側を磨いて起毛させたパンプスの素材です。

特有の凹凸感があり、あたたかみのある質感や上品な光沢感が大きな特徴です。


本皮のスエードは値段が高く水に弱いという特徴を持っていますが、足への馴染みや耐久性、通気性のよさなどがメリットとして挙げられます。

対して、布に加工を施して作られる人工のスエードは、値段が安く撥水加工などが施されているため、購入しやすくお手入れもしやすい点がメリットです。