パンプスでマメができる原因って?つま先やかかとの靴ずれを治す方法と予防法を解説

パンプスを履いていると、足の指やかかと部分にできてしまう「マメ」
マメができてしまうと痛みが強いため、歩くことが苦痛になって悩んでいる人も多いかもしれません。
そもそも、どうしてパンプスを履くとマメができてしまうのでしょうか。
今回は、パンプスでマメができる理由と治すときのコツ、予防法について紹介します。
パンプスの靴ずれでマメができる理由

マメとは、外からの強い刺激でたんぱく質が破壊されることによってできる水ぶくれの一種です。
皮膚は、表皮・真皮・皮下組織の3層で構成されており、表皮と真皮の間に存在しているたんぱく質が2つの組織を強く接着しています。
サイズの合わないパンプスを履いて、この部分にあるたんぱく質が破壊されると、本来接着されていた皮膚の間にリンパ液が入り込んでマメができてしまうのです。
なお、マメと似たような症状として「ウオノメ」や「タコ」などがあります。
ウオノメは靴に皮膚が圧迫され続けて角質が芯のように硬くなってしまった状態で、タコは芯のない角質が硬くなり、皮膚の広い範囲が盛り上がってしまう状態のことです。
ウオノメは足の指周辺やかかと、タコは足の裏などにできやすい傾向にあります。
パンプスでできたマメを治すときのコツ

パンプスが原因のマメを治すときは、2つのポイントを押さえておく必要があります。
ここでは、それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
水ぶくれは潰さない
パンプスでできたマメをスムーズに治したいのであれば、潰さずに保護してあげることが大切です。
水ぶくれを覆う皮に針で小さく穴を開けて水を抜く治し方もありますが、自分で処置してしまうと細菌感染で化膿してしまう恐れがあるため注意しましょう。
また、水ぶくれの中のリンパ液は自然治癒を促す働きがあるため、残したほうが治りは早い傾向にあります。
どうしても痛くて水ぶくれを潰したいときは、医療機関で治療してもらったり念入りに消毒してから処置したりすることが肝心です。
水ぶくれを潰さない場合は2〜3日でリンパ液が吸収され、新しい表皮が形成されて症状が改善します。
絆創膏で摩擦を防ぐ
足にマメができてしまったときは、絆創膏などを貼って摩擦を防ぐことを意識しましょう。
そのままパンプスを履き続けると、摩擦でマメが潰れたり新しいマメが増えたりしてしまう恐れがあるため注意が必要です。
マメができた部分や摩擦が気になる部分に絆創膏を貼ると、クッションの役割をはたして皮膚を守ってくれます。
なるべく密着度が高く剥がれにくい絆創膏を選ぶと、長時間歩いても靴ずれしにくくなるでしょう。
剥がれにくくてクッション性が高い靴ずれ専用の絆創膏も販売されているので、とくに痛みが気になるときはぜひ活用してみてください。
パンプスでマメができることを予防する方法

パンプスの着用でマメができてしまったときは、潰さずに摩擦を防ぐことで早い治癒が目指せます。
しかし、マメができてしまうと数日間は痛みが続いて不快なため、そもそもできないように予防することが重要です。
そこでここからは、パンプスでマメができることを予防する方法について見ていきましょう。
足の形に合ったパンプスを選ぶ
パンプスを履いたときにマメができてしまうのは、パンプスが足の形に合っていなくて摩擦が生じてしまうからです。
そのため、まずは足の形に合った一足を選ぶことを意識しましょう。
パンプスを選ぶときは、以下のようなポイントをチェックしてみてください。
足の大きさだけではなくワイズも合っているかどうか
つま先の形は合っているかどうか
ヒールが高すぎないかどうか
かかとの中心にヒールがくるかどうか
履き口、かかとがフィットするかどうか
しっかりと試し履きして歩いてみて、痛みや違和感がないか確認してから購入しましょう。
なお、パンプスの正しい選び方については以下の記事で紹介しているので、参考にしてみてください。
パンプスの選び方に悩んだら?自分に合ったパンプスを探すコツ
インソールや足裏パッドを使う
今持っているパンプスでマメができることを防ぎたいのであれば、インソールや足裏パッドの活用がおすすめです。
クッション性のある素材や滑り止め効果のある素材のインソールや足裏パッドを使えば、靴ずれのリスクを大幅に低減できます。
ほかにも、かかとやつま先を保護するサポーターも販売されています。
現在抱えているパンプスの課題やマメができる部分に合わせ、ご自分にとって最適なアイテムを活用してみてください。